ネタ的には妄想愛妻日記として書き始めたのですが、短編小説になりました。
作品への感想は作者への最大の贈り物です。
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夜の住宅街を男女のカップルが寄り添って歩いている。
女は膝上丈のトレンチコートを着せられていた。
裾からのぞくスレンダーな脚はナマ脚で、素足にハイヒールのサンダルを履いている。
コートの両袖には腕が通っていない。
よく見ると、口には白い布で猿ぐつわを噛まされている。
男に抱きかかえられるようにして歩き着いた先は、営業の終わったドラッグストアーの店の外にある証明写真撮影ブース。
カーテンを開いて女を押し込むと、丸椅子に腰掛けさせた。
トレンチコートの前を大きくはだけると、その下には隠すもののない白い裸身があった。
いや、正確には、裸身には朱色の縄が菱縄縛りで掛けられており、コートの背中を腰まで落とすと、後ろ手にかたく縛り上げられているのが見える。
コートの前を全開にして、少し湿った陰毛の中にきつく食い込む朱縄もあらわにする。
男はカーテンを開けたまま外に出ると、撮影機に硬貨を入れ始めた。
少し酔ったような上気した顔で、女は軽く眉間にしわを寄せていやいやと首を振る。
男は手真似で動かないように命令した。
フラッシュが2度瞬き、ブースの中の縄掛けされた白い裸身が明るく照らし出された。
女は目で男に何ごとかを訴えかけるが、男はそれを無視した。
数分後、機械から吐き出された印画紙を手に、男は女を立たせ、コートを肩から羽織らせた。
「帰りは前は閉めないで行こうか?」
男の問いかけに、女は恥じらいながらうなずいた。
(完)
女は膝上丈のトレンチコートを着せられていた。
裾からのぞくスレンダーな脚はナマ脚で、素足にハイヒールのサンダルを履いている。
コートの両袖には腕が通っていない。
よく見ると、口には白い布で猿ぐつわを噛まされている。
男に抱きかかえられるようにして歩き着いた先は、営業の終わったドラッグストアーの店の外にある証明写真撮影ブース。
カーテンを開いて女を押し込むと、丸椅子に腰掛けさせた。
トレンチコートの前を大きくはだけると、その下には隠すもののない白い裸身があった。
いや、正確には、裸身には朱色の縄が菱縄縛りで掛けられており、コートの背中を腰まで落とすと、後ろ手にかたく縛り上げられているのが見える。
コートの前を全開にして、少し湿った陰毛の中にきつく食い込む朱縄もあらわにする。
男はカーテンを開けたまま外に出ると、撮影機に硬貨を入れ始めた。
少し酔ったような上気した顔で、女は軽く眉間にしわを寄せていやいやと首を振る。
男は手真似で動かないように命令した。
フラッシュが2度瞬き、ブースの中の縄掛けされた白い裸身が明るく照らし出された。
女は目で男に何ごとかを訴えかけるが、男はそれを無視した。
数分後、機械から吐き出された印画紙を手に、男は女を立たせ、コートを肩から羽織らせた。
「帰りは前は閉めないで行こうか?」
男の問いかけに、女は恥じらいながらうなずいた。
(完)
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