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ブリザードの部屋
自作のSM系(というかDID系)エロ小説を毎月1作を目標にアップロードします。女性を縛って責める作品が多いです。(心身ともに大人の方のみご閲覧ください)
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短編「黒蜥蜴」
 江戸川乱歩の推理小説「黒蜥蜴」のストーリーを元にして、描写されていない部分を想像で書いてみました。


 一応、“犯罪系”の要素もありますので、いつものお断りを入れておきます。


 過去に性犯罪の被害に遭われた方や身近にそういう人がいらっしゃる方は、これを読むことでご不快に感じられるかもしれませんのでご注意ください。


******************************

 緑川夫人に連れられて彼女の部屋に入った早苗は、そこにヒゲを生やした壮年の男が立っているのを見て、ハッと息を呑んだ。
 男の手に黒光りする拳銃があるのに気づいて、ヒィッと悲鳴を上げそうになる彼女を、背後に立った緑川夫人が後ろから抱きすくめ、口の中に丸めた布を押し込んだ。

「早苗さん、大きな声を出しちゃダメよ」
 緑川夫人の声は、猫なで声といっていいくらいの優しい声だった。
「さ、そのきれいなお着物を脱いでいただきましょう」
 早苗は恐怖に引きつった顔を夫人に向けた。
 夫人の顔には満面の笑みが浮かんでいたが、その目は爬虫類のように冷たかった。
 逆らえば何をされるかわからない、という恐怖に、早苗は、操り人形のような動作で豪華な和服を脱ぎ始めた。
 震える指で帯を解き、組紐を解くと前がばらりとはだけた。
 襦袢と一緒に両肩から順に脱いで足下に落とす。
 お嬢様らしい清楚な腰巻きだけの姿になって、早苗の手が止まった。

「どうしたの、早苗さん?」
 緑川夫人が猫なで声で言う。
「ご自分で脱ぐのがお嫌なら、脱がせてさしあげてもかまわないのよ」
 だが早苗は、乳房を両腕で隠すように我が身を抱きしめ、ブルブルと震えるばかり。
「わかったわ。おい、やっちまいな」
 急に乱暴な口調になった緑川夫人の合図に、拳銃を構えていた男が早苗に歩み寄り、両腕を前に伸ばさせると、両手首を1つにまとめて革のベルトで縛った。
 同時に夫人が、早苗の首に柔らかい首輪のような革のベルトを巻き付けて金具を締めた。
 10センチほどの短い鎖が手首のベルトにつなげられ、その端が首輪の首の真後ろの丸い鉄環に結びつけられた。
 早苗は、両手を後頭部に当てる降伏の姿勢を強いられることになった。
 緑川夫人が早苗の背中を小突いて、部屋の隅のベッドに押し倒す。

「腰のものをいただくよ、早苗さん」
 緑川夫人は男のような口調で言うと、腰の紐をゆっくりと解いて腰巻きを奪い取った。
 早苗は生まれたままの姿でベッドに横たわっている。
 ヒゲの男の目が、野獣のようにギラギラと光っている。
 このまま、手を縛られたまま野獣の欲望に蹂躙されてしまうのだろうか。
 早苗の両目から涙が滝のようにあふれた。

 だが、緑川夫人の考えていたことは、それよりはるかに恐ろしいことだった。
 部屋の隅に置いてあった大きなトランクが、ベッドの前にその口を広げられた。
 トランクの中には柔らかそうなビロードが敷き詰められている。
 緑川夫人はヒゲの男を促すと、早苗を抱きかかえて、そのトランクの中に下ろした。
 トランクの底の側に背中が当たるようにして、胸の前に膝を抱きかかえさせる。
「早苗さん、空気穴は開けてあるから心配しないでね。
下手に暴れたりしたら、トランクの外からピストルでズドンだからね」
 そう言って、緑川夫人はトランクのふたをぴったりと閉じてしまった。
 暗黒の中に、全裸で緊縛され、不自由な姿勢を強いられた早苗が残された。


 この後、早苗は明智探偵の手の者に救い出されることになる。
 だが、全裸で緊縛された格好でトランクの中から発見された時の早苗の恥ずかしさは、いかばかりであったろうか。


(完)
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